2014年1月14日火曜日

生活の質を豊かにする技術教育

カヤンベのサンパブロ・ウルコとロッテ・ドスでは、SANEの支援で技術教育がおこなわれています。この技術教育は、木工、工芸、溶接の三つの分野があります。今日は12月の報告から、その様子をお伝えします。

まず、木工ですが、これまでこの講座の成果で、学校の壊れた椅子や机を修理したり、作った棚や椅子を家庭に持って帰って使ったりしてきました。今年は、パソコンを置く棚を作っています。この講座でも定規を使って直角に測ることなどを通して計算力を始めとした数学的な力をつけています。また、材料は自分で準備をするということもあって、最後まで自分で持ってきた木を大切に使っています。
写真はロッテ・ドスの様子です。最初の2枚は12月の様子。年度が始まるのは9月ですからまだ講座は始まったばかりです。木工用の機械がなく、手ですべてやっています。資金があればもっと良い作品ができますが、どこでもできる技術を身につけることができます。


下は昨年度の作品です。卒業生の中にはこの分野でもっと学ぶために進学した人もいます。




















次に工芸の様子です。こちらも木を使いますが、木に美しい絵を描くために、最初に色彩に関する学習をします。みんな楽しんでいます。
これで学校章や国や県、市のシンボルを作って学校に掲示しています。
楽しいディズニーの絵の壁飾りなどもあります。







溶接は学校の遊具を作ったり、窓枠やサッカーのゴールを作ります。すぐにでも売れそうな完成度の高い作品ができます。最初の写真はロッテ・ドスのもの。
ロッテ・ドスでの講座は昨年から始まり、まだ日が浅いのですが、順調に進んでいます。

生徒たちが誇らしげですね。




















サンパブロ・ウルコで教えているのは元この学校の用務員さん。講座の初年度の受講生でした。今は立派な先生になりました。
下の写真は教室の窓枠、これも作品です。今後は小規模産業に発展させるのが目標です。

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