2014年1月26日日曜日

SANEの創始者、ホセ・アルメイダ(ぺぺ)がアメリカでマルティン・ルーサー・キング賞を受賞!

1986年から飯能市に住み、1987年のエクアドル大地震の際にチャリティコンサートを開催して母国エクアドルの子どもたちを支援したことをきっかけに、SANEを設立したぺぺは、今アメリカのコロラド州に住んでいます。一昨年同州のエステスパークにスペイン語教師として採用され、昨年からは教育委員会で学校とスペイン語コミュニティとのつなぎ役として仕事をしています。そのぺぺが上記のような素晴らしい賞を受賞したことをお知らせします!右の写真は受賞の時のもの。右側がぺぺです。

エステスパークはロッキー山脈の中に位置し、豊かな自然があって、観光と定年後に移住したい場所として良く知られています。ここにはスペイン語圏の人々が多く住んでいますが、その人々への支援はまだ充実しているとは言えません。残念ながら経済的に困難な家庭も多く、両親がなかなか子どもの面倒を見る余裕がなかったり、学校の状況を理解できなかったりということもあって、学習面で支援を待っている子どもたちも多いのが現実です。昨年の大洪水の爪あとがまだ残っており、職を失った人々がたくさんいます。
ぺぺをご存知の方は想像していただけると思いますが、不正を許さず、正しいと思ったことに向かって進んで行くのがぺぺの信条。スペイン語圏の人々が英語圏の人たちと平等に暮らしていくことができる社会にするために、たくさんのことをしてきました。学習への意欲づけのための賞を創設したり、英語版しかなかった公的支援のパンフレットのスペイン語訳を作ったり、図書館でのスペイン語の本の読み聞かせを始めたりするなど、幅広く活躍。昨年11月に杉田代表理事が訪問した時にも多様な成果を見てきました。(上の写真は車の前を道路を横切る鹿たち。そこここに見られます。右の写真は図書館での読み聞かせの様子。ぺぺが最初は一人で始めたこの活動も今では別の人々が引き継いでいます。下の写真は教会に設置されたボード。職を探している人と、働く人を探している人がここに互いのメッセージを貼ってうまくマッチするようにと設置されたもの。)


ぺぺは、新たに市立病院の委員にも就任するそうです。一方で高校の夜の教室を使って、アメリカ人向けのスペイン語教室を楽しく行っています。

 どこに行ってもSANEの精神で活き活きと社会のために活躍しているぺぺの姿をお知らせしました。関心のある方は下記のEstes Park Newsをご覧ください。英語とスペイン語と両方掲載されています。


http://www.eptrail.com/estes-park-news/ci_24958699/ministers-award-jos-almeida-martin-luther-king-peace

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