2014年5月26日月曜日

出張報告会&総会開催                                  ペッカリー君飯能に!

昨日はたくさんの行事がある中、たくさんの方々においでいただき、和やかな雰囲気の中で出張報告会と総会を行うことができました。
午前中は3月の出張時に撮ってきた写真をご覧いただきながら、出張報告をし、コメンテーターとしておいで下さった、宮地さんと理事で専門家の受田さんにエクアドルの状況や会の今後の課題について貴重なコメントをいただきました。
その後、ペッカリーくんが到着。本物のペッカリーくんはとっても可愛いしぐさで一挙に会場の人気者に!会場の雰囲気が盛り上がりました。
ぺっかりーくんはその後ツーデーマーチの会場へ。現地でも人気者だったようです。
総会ではSANEの今後の方針について真剣な議論が。開設当時の会員さんもご参加下さり、この日入会下さった方もいらして、新旧こもごも熱心な議論が展開されました。
今年のSANEはまた新しい一歩を踏み出せそうです。みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

2014年5月24日土曜日

5月25日出張報告会 そしてペッカリー飯能に!

25日は出張報告会です。
エクアドルの今と私たち市民組織の役割

3月にエクアドルに出張した杉田優子の報告と、エクアドルの政治分野の専門家のコメントがあります。
美しいエクアドルの風景とそこに暮らす人々の姿を写真でお見せします。

今、市民の意志によるこうした活動はエクアドル社会の中でどのような意味、あるいは価値があるのでしょうか?エクアドルという、日本ではあまり知られていない地域での活動について改めて考えてみたいと思います。今回は日頃よりSANEに協力下さっている、エクアドルや中南米の社会や教育、開発協力に詳しい専門家にコメントを頂きながら、SANEの今後の方向性を探ってみたいと思います。SANEならではの実践と学問の世界の出合いの場です。この機会を活かして、会場の皆さんからの気軽なご意見、ご質問もお聞かせいただければと願っています。お忙しい中ですが、どうぞご参加ください。
 
そして、いよいよペッカリーが飯能に登場です!2時ごろにはツーデーマーチの会場に!!
森口博子さんのメッセージも。
みなさん、ぜひお出かけくださいね!
 

日時:525() 1030分~1230

場所:飯能市市民活動センター(JR八高線、西武池袋線東飯能駅隣 まるひろ7階)

報告者:杉田優子(SANE代表理事)3月の出張での現地の様子を中心に話します。

進行・コメンテーター:受田宏之(SANE理事 東京大学准教授)

コメンテーター:宮地隆廣(東京外国語大学准教授)

主 催:NPO法人 エクアドルの子どものための友人の会(SANE



2014年5月20日火曜日

森口博子さんから感動のメッセージ!

飯能市のみなさん、コンサートどうしようかなと考えていらっしゃるすべてのみなさん、昨日出演者の森口博子さんより素敵なメッセージが届きましたのでお知らせします。これはビデオメッセージなのですが、実は飯能日高テレビさんで流すためにわざわざ送ってくださったものです。動画はもう少ししたら飯能日高テレビで見ていただけるようになりますので少しお待ちくださいね。                 このメッセージはなんと2分半もある長いもので、その内容もコンサートを準備している私たちをとても励ましてくれるものでした。メッセージの内容を一部、そ~っとご紹介します。森口さんのお人柄がにじむ、涙の出るような応援メッセージです。
飯能市の皆さん、こんにちは!
このたび飯能市でエクアドル生まれのぺっかりーちゃんと一緒にチャリティライブをやらせていただくことになりました。何?ゆるキャラ?森口博子?、チャリティライブ?と疑問に思っていらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、実はぺっかりーちゃんが私のファンになってくれて、ぜひ一緒にチャリティーライブをやりませんかとお声をかけていただきました。
エクアドルの恵まれない子どもたちの教育支援をしているサネがこのたび25周年をむかえたんですね。おめでとうございます!
世界にはまだまだ厳しい環境の中で生き抜いている子どもたちがいます。そんな子どもたちに少しでもお役にたてたらと思います。ぜひみなさんのお力が必要です。この日は埼玉県はもちろん全国からゆるキャラが集まります。そして飯能市のJAMダンスカンパニーの子どもたちも友情出演してくださいます。来てくださったみなさんが笑顔になれるように私たちみんなのパワーでお届けします。
みなさまのお力が必要です。私もペッカリーと一緒に一音一音心をこめてお届けします。
みなさまと当日お会いできることを心から楽しみにしています。
 

2014年5月15日木曜日

ペッカリー飯能のツーデーマーチに!                              ところでペッカリーって何者?なぜSANEを応援しているの?

今回のコンサートはいつもと違うみたいだけれど、何があったの?とか、ペッカリーってそもそも何者といった疑問を抱かれる方々もおいでになると思います。
実は、これには深いわけが!

事の始まりは昨年のことでした。突然、BIZEN中南米美術館の館長さんの森下さんからSANEに連絡が入りました。そして、わざわざ飯能においで下さいました。
お話によると、エクアドルの遺跡から出土した土偶のペッカリーが、ゆるキャラになり、それが今全国で活躍しているとのこと。この活動を通じてエクアドルを支援している団体に協力できたらと思っていたところ、在エクアドルの日本大使からSANEを紹介された、とのことでした。

ゆるキャラ?ペッカリー?と最初は馴染みのない世界にたくさん疑問詞が出ていたのですが、ペッカリーはウィキペディアにも出ている動物の一種で、日本名はヘソイノシシ。その土偶がエクアドルから出たんだそうです。それがたくさんのゆるキャラを生みだした方の目にとまり、森下さんも驚いているうちに一挙に全国舞台で有名に!
ペッカリーは一度見たら脳裏に鮮明に残るキャラクターでした。しかも歌が上手なのです。
ちょっとお聞きください。そしてこの画面に出てくるのが元の土偶なんです。このままでゆるキャラになりそうですよね、確かに。
https://www.youtube.com/watch?v=uoJZP-osMsA

そしてゆるキャラになったペッカリーはかなり忠実に再現されたものですが、これがいわゆるキモカワという感じで、可愛いのです。確かに人気が出るはずですね。
さらに、ペッカリーの特徴はお聴きいただいた通り、歌がうまいのです。では、Let it goをお聴きください。タダものではありませんよ。
https://www.youtube.com/watch?v=Gk3uoyi3_v8

ところで、ペッカリーは森口博子さんのファンです。そしてテレビ出演をした際に森口さんの歌を歌ったのです。これが森口さんのマネージャーやファンのみなさんたちの耳にとまり、大きな話題に。森口さんからペッカリーに『私の歌を歌ってくれてありがとう』とtwitterでメッセージが届きました。こうして森口さんとペッカリーの交流は始まったのでした。

今回のコンサートの話を森下さんからいただいたのは、以上のようなことからでした。

みなさん、このコンサートはペッカリーの『エクアドルの子どもたちを応援したい』という思いと、森口さんとの友情をベースに企画されたものです。

そして、ペッカリーの友達のゆるキャラがたくさん全国からあつまってくださいます。

どうぞ、みなさんも一緒に楽しんでくださいね!

さて、そんなペッカリーが飯能にやってきます!25日のツーデーマーチに登場です。実はこのコンサートは、飯能市長さんも応援して下さっているのですが、その市長さんの悲願はツーデーマーチの参加者2万人達成。ペッカリー君もコンサートの宣伝とツーデーマーチの成功を願って参加します!みなさん、ぜひペッカリー君に会ってくださいね!コンサートチケットも購入できますよ。25日の午後、中央ステージでお会いしましょう!

2014年5月13日火曜日

エクアドルの子どもたちの学びを支えるSANE25周年記念                      森口博子×ペッカリーチャリティーライブ

日時:6月22日(日) 開場14:30 開演15:00
会場:埼玉県飯能市市民会館大ホール
料金:4000円(全席指定)
出演:
 森口博子 ♡♡ 音楽活動、バラエティ、ラジオ、CM、舞台等に幅広く活躍中。親しみやすい人柄、透明感と深みのある歌声で、聴く人に癒しとエネルギーを与えている。今回は、森口さんのファンであるペッカリーの強い要望を受けて出演が実現しました。

 
 ペッカリー ♡♡ 三千年の時を超えてやって来たエクアドル、チョレーラ文化の土偶をもとに生まれたゆるキャラ。今ではペッカリーというと、ご当地キャラ界では知らない人がいないくらいの人気を誇る。その歌声は『天使の歌声』とふなっしーにも称えられるほどです。

 
 全国からゆるキャラ大集合 ♡♡ GCB47(ご当地キャラバンド47/リードギター&ボーカル石田洋介、演奏:カパル、ニャンジロウ、戸越銀次郎、スパンキー、たき坊、すがもん)、こもっくる、シンジョウ君、柴崎さき、飯能市イメージキャラクター夢馬(むーま)、ぴあにしき、こにたろう、みっけ、まだ増えるかな?

飯能市のJAMダンスカンパニーの皆さんも出演します!

チケットは、SANEからも購入できます。お問い合わせはinfo@sanejapan.orgへ。
窓口 チケットぴあ、Pコード:228-898 tel 570-02-9999
    ローソンチケット Lコード:75633 tel 0570-084-003
    e+ http://eplus.jp
    CN@プレイガイド tel 570-08-9999
お問い合わせ
 BIZEN中南米美術館 0120-346-287(月~金11時~17時)
 info@latinamerica.jp
主催 SANE25周年記念ライブ実行委員会
協力 JAM dance company

2014年5月12日月曜日

エクアドル、母たちの姿

 昨日は母の日でした。3月の出張で強く印象に残った母たちの姿をご紹介します。
最初の写真は元奨学生ワシントンのお母さんです。
偶然夜のキトで出会いました。バナナを焼いて売っているのです。ワシントン君は幼い時にお父さんを病気で亡くし、その後お母さんは3人の子どもとおばあちゃんの4人を抱えて近所の家の洗濯をしたり、こうして通りでたべるものを売って収入を得てきました。
この日も一日働いて店を終えるところでしたが、私とスタッフに残っていたバナナをプレゼントしてくれて、まだ残っている炭火の入った焼きがまをよいしょと抱えて帰って行きました。ワシントン君自身も奨学生の時から靴屋で働きながら勉強してきました。SANEの奨学生となり高校を出て、機械専門学校に進み、今は機械工として立派に仕事をしています。


次の写真はマリソルのお母さん。キトの南端に住んでいます。同じキトでも中心部とは全く違い、水道も最近通ったような地域です。ここでとうモロコシを育て、クイを飼っています。このトウモロコシやクイを使った食べ物を売り家計を支えています。

子どもたちを誇りに思い、しっかりと支えるたくましいお母さんです。






3人目はマリアナのお母さん。やはりキトの周辺地に住んでいます。母子二人の家族。左に見えるのは水道が通っていなかったころに使っていた水のタンク。今は物置代わりに使っています。狭い一室に台所もベッドもすべてがあります。マリアナは勉強が大好きで、将来は心理学をイギリスで勉強してエクアドルに戻って必要としている人のために働きたいと言います。お母さんは他家の洗濯をして家計を支えています。マリアナのお父さんは別に家族を持って生活をしています。




最後の写真は、日本から来た高校生3人と、ホストファミリーのお母さんたち。カヤンベの山間部に住む質素な家庭ですが、高校生たちが気持ちよく過ごせるようにと、精一杯のもてなしをしてくれました。
高校生も奨学生の家族も初めての体験で、言葉の壁と、環境の大きな違いで、最初は双方がドキドキの状態でした。でも、お湯がないからシャワーにお湯を沸かしてくれた、おいしい料理を一緒に作った、一緒に誕生日パーティーをやったなどなど、たくさん素敵な話を聞きました。別れの日は涙、涙。強く高校生の手を取って『しっかり勉強をして素晴らしい社会人になるのよ』と励ましてくれました。3家庭ともお父さんはいません。

私が接したほとんどのお母さんたちは、シングルマザーでした。お父さんが病気で亡くなった家庭もありましたが多くが離婚、あるいは最初から結婚を前提としていない状態でした。男性が責任を取らない社会の姿がはっきりと見えてきます。今は父親が負うべき責任が法的に決められているようですが、生活の負担は女性の方に重くのしかかっています。
けれども、私が出会ったすべてのお母さんたちは明るく、強く、誇り高い女性たちでした。そして、そんなお母さんたちの後ろに、SOJAEのスタッフがしっかりと存在していました。
また、強く印象に残ったのは、子どもたちもそんなお母さんを誇りに思い、家族のためにがんばろうと思っていることでした。家族の絆の強さを感じます。何か日本に失われているものを持っているように思いました。

2014年5月8日木曜日

サネビジョン4月号掲載

SANEVISION No.96(2014年4月号)を掲載しました。
ご覧ください。

エクアドルの今と私たちの役割                         ーアカデミックと実践の出合いの場で考える

SANE(エクアドルの子どものための友人の会)1989年に設立され、今年で25周年を迎えました。
この間、エクアドルでは不安定な政治やインフレなどによって人々の生活は困難を極めてきました。2007年にコレア大統領が選出されてから7年間、現在は安定した政権運営が継続していますが、地域の人々の暮らしは厳しいものがあります。

こうした中で、SANEは飯能市を始め全国の市民の協力によって、キト(都会の周辺部)とカヤンベ(農村地域)で、奨学生支援を継続してきました。また、カヤンべでは山間部の村の学校を中心として、学校菜園事業(子ども達に伝統農業の技術と手づくり給食を提供)と技術教育事業(生活を豊かにする手仕事の技術と就職への道を提供)を行ってきました。

けれども今SANEの活動は経済的に危機を迎え、継続そのものが危うくなっています。

今、市民の意志によるこうした活動はエクアドル社会の中でどのような意味、あるいは価値があるのでしょうか?エクアドルという、日本ではあまり知られていない地域での活動について改めて考えてみたいと思います。


今回は日頃よりSANEに協力下さっている、エクアドルや中南米の社会や教育、開発協力に詳しい専門家にコメントを頂きながら、SANEの今後の方向性を探ってみたいと思います。SANEならではの実践と学問の世界の出合いの場です。この機会を活かして、会場の皆さんからの気軽なご意見、ご質問もお聞かせいただければと願っています。お忙しい中ですが、どうぞご参加ください。

日時:525() 1030分~1230

場所:飯能市市民活動センターJR八高線、西武池袋線東飯能駅隣 まるひろ7階)

報告者:杉田優子SANE代表理事)3月の出張での現地の様子を中心に話します。

進行・コメンテーター:受田宏之SANE理事 東京大学准教授)

コメンテーター:宮地隆廣(東京外国語大学准教授)
 
<宮地さんってどんな方?>
普段は物静かで穏やかな方です世界の歴史や政治、文化について、何でも知っていて、歩く辞書とも呼ばれています。
その研究スタイルは、大変に実直で論理的なち密さ正確さをもって持論を展開するというものです。
最近博士論文をもとにした本を出されました。
 
<受田さんってどんな方?>
受田さんは宮地さんの先輩に当たる方。経済学者で、メキシコがフィールド。教育や開発協力、NGO活動にも詳しいです。常に誠実で相手を尊重し、的確な指摘と大きな協力をしてくださいます。とてもやさしい方で、多くの人から信頼を得ています。
写真がないのが残念ですが、素敵な方です!Youtubeの講演の様子をご覧ください。テーマがかなりレアですが…。https://www.youtube.com/watch?v=1QXMcvEO4nY
 
お二人とも謙虚で明るい方ですが、日本のラテンアメリカ研究では第一人者です。
SANEは小さな会ですが、音楽面はもとより、多くの第一人者の方々が気軽に活動に参加してくださるという恵まれた会です。
 
みなさんも、どうぞご一緒に! 

主 催:NPO法人 エクアドルの子どものための友人の会(SANE

問い合わせ先:SANE事務局 info@sanejapan.org

2014年5月4日日曜日

お散歩マーケット                                   ー美しい自然の中でペッカリー君が人気

今日はさわやかな気持ちの良いお天気のもと、飯能市南高麗で開催されたお散歩マーケットに参加しました。ここはSANE会員の木崎さんのお宅があるところで、集落の中には車が行けない家もあります。それぞれのお宅の軒先でお店が開かれ、季節の野菜や果物、手作りの品々を中心に色々なものが販売されます。近隣からはもちろん、東京など遠くからもたくさんの方が訪れ、山歩きを楽しみながら買い物を楽しむというのがこのイベントです。地域の皆さんの努力で楽しい一日になっています。
木崎さんが2011年にエクアドルを訪れたことをきっかけに、エクアドルとのつながりが生まれ、SANEもエクアドルのオーガニックコーヒーやチョコレート、民芸品などを軒先で売らせていただくようになりました。地域の持続可能な発展というコンセプトが一致するのです。お散歩マーケットに訪れる方々は、自然保護に関心のある方が多く、フェアトレード品やオーガニック食品を買ってくださいます。そして多くの方々と交流できる良い機会となっています。

今日は、6月22日のコンサートの宣伝にも力を入れましたが、『えっ?森口博子が来るの?飯能に?すごい!』と関心を持って下さる方もたくさんおられました。また、『ペッカリーって?』という声に、Youtubeの歌声を聴いていただくと、その美しい歌声にみなさんびっくり。コンサートへの関心は高まっています。ぜひ、皆さんもお聴きください。
ペッカリーのテーマソングは、おいら土偶のペッカリーです。
https://www.youtube.com/watch?v=uoJZP-osMsA
そしてその歌唱力を存分に示すのは、あの、アナと雪の女王のLet it goを歌う歌声です。
https://www.youtube.com/watch?v=Gk3uoyi3_v8