2015年9月16日水曜日

平和を願って

エクアドルの子どものための友人の会(SANE)は、エクアドルの子どもたちを教育を通して支援して26年になります。小さな会ではありますが、共に語り合いたくさんの問題を解決しながらすすんできました。今もけっして平坦な道ではありませんが、現地で私たちが支援してきた卒業生たちがしっかりと支えてくれるようになっています。
日本の私たちは、エクアドルとのつながりを通して、外から日本を見る経験をさせてもらっており、たくさんのことを教えてもらっています。日本という国が、戦争の反省の上に立って戦争を放棄していること、また宗教的にも柔軟な国であることが、どれだけ信頼を得てきたのか、この間私たちは知ることになりました。
活動を通していつも感じてきたことは、平和の尊さです。武力でものを言わせる世界では、常に子どもたちが最初で最大の犠牲者となります。私たちは話し合うことで問題を解決することが平和への唯一の道だということ、自分の周りの人たちと理解しあい協力し合うことが基本で、それは可能なことだと考えています。日本とエクアドルの人々は、偶然のきっかけで出会いました。その出会いを大切に育ててきたからこそ、今日があります。それは日本の70年の平和のおかげでもあります。
日本がそういった道を踏み外さないようにと強く願っています。

写真:2015年8月のエクアドルツアーにて
①夏休みにもかかわらずピタナアルト村の小学校で全校の子どもたちが集まってくれました。
標高約3000m
 ②カヤンベ奨学生たちと折り紙をするメンバー
 ③コーヒー農園にて

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