2018年3月28日水曜日

エクアドルチョコレートの話

『世界のみんなと手をつなぐ店ふやふや』は、SANEに寄付をするためにフェアトレード品を中心にエクアドルや色々な国の良品を販売している小さなお店です。これまでエクアドルのコーヒー、チョコレート、民芸品などを飯能市の皆さんやイベントにおいでになった方々にご紹介して来ました。
今日はその中でチョコレートのことを紹介します。
ふやふやの商品は基本的に現地に行く、あるいは輸入業者さんを尋ねるなどをして、生産者や仲介者と顔の見える関係を築いています。消費者の皆さんとも身近につながっているのが特徴です。チョコレートも同じです。
ふやふやはこれまで10年ほどにわたりサリーナスのチョコレートをスローウォーターカフェを通して販売して来ました。最初の頃は商品の包装にほころびがあったりしたこともありましたが、長く人々に愛され今年も売れ行きは好調です。このチョコレートが大好きなリピーターさんが多いのが特徴です。私はチョコレート生産が始まる前のサリーナスを訪問しましたが、経済的な困難を抱える人々の地域が一丸となった努力を知ることができました。また、スローウォーターカフェの藤岡さんとも長くおつきあいをさせてもらっています。
そして今回はパートナーズジャパンYAMATEさんのご紹介で、なんと私たちが活動しているカヤンベ市の工場で生産されているHOJA VERDEのチョコレートを扱ってみました。実は現地メンバーさえもすぐそばにこのチョコレート工場があることに気づいていませんでした。ところが知ってみるととってもつながりがあったことがわかったのです。(上、左、下の写真はカヤンベの工場)

キトの本社を訪ねて、社長さんのべレスさんにお会いしてお話を伺い、後日カヤンベの工場をSOJAEカヤンベ支部のスタッフと一緒に訪ねました。
工場は作業しているところや材料保管庫を見学できるように大きなガラス張りになっていて明るい環境で大変清潔感が感じられました。チョコレート製造のための機械がたくさん動いていました。

べレスさんのこだわりで、同じ思いを持つ農家さんと契約をし、そこからオーガニックの材料(カカオに限りません)が運ばれて来ています。
工場ではカヤンベの人々が働いています。地元に雇用を生んでいることもわかりました。そして驚いたことに、カヤンベスタッフのアンドレアのいとこがここで働いていることもわかりました。(写真)
外国からもお客様や研修生がきているようでした。
社長のべレスさんはエクアドル人で、社会貢献の気持ちもお持ちの方です。今後カヤンベの子ども達のために何かできたらとおっしゃっていただきました。(写真左下)

このチョコレートは大変品質の良い、エクアドルのカカオの良さを感じられる美味しいチョコレートです。現在、飯能銀座通り商店街にあるブックマークで販売中です。どうぞお立ち寄りください。もちろん収益金は全てSANEに寄付され、SANEを通してエクアドルの教育支援に使われます。プレゼント用の素敵な封筒とメッセージカードがついています。













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